『劇場』又吉直樹/心の言語化って難しいね…

 

 

内容紹介

一番 会いたい人に会いに行く。
こんな当たり前のことが、なんでできへんかったんやろな。

演劇を通して世界に立ち向かう永田と、その恋人の沙希。
夢を抱いてやってきた東京で、ふたりは出会った――。

『火花』より先に書き始めていた又吉直樹の作家としての原点にして、
書かずにはいられなかった、たったひとつの不器用な恋。

夢と現実のはざまでもがきながら、
かけがえのない大切な誰かを想う、
切なくも胸にせまる恋愛小説。

 

久しぶりに小説を読みました。又吉さんの新作『劇場』。読み終わってたくさん思うところがあったので、さっそく感想を書こうと思ったんですよ。

 

でも、感想をうまく言葉に、文字にできない…。言葉にできないもどかしさで、風呂で思いっきりお湯を叩きつけて、大きな音を出して、嫁に心配されました(^_^;)

なんで言葉にできないんだろう?

『劇場』を読んで、なにも感じなかったのだろうか・・・?いや、そんなことはないはず。読み終わった後、しばらく立ち上がれず、行動不能になるくらい、自分の中で考えが巡ったんです。ぐるぐるぐる。でも何を思ったか自分でもよくわからないです。思うところが多すぎて、頭がボーーっとしてる感じです。

 

ブログの記事を書くという目的を持ってしまったのがよくないのかもしれないです。ブログに載せるからには、読んでくれるみんなのために価値ある情報を載せないといけない、そんな無意識が働いて、自分の感情を捻じ曲げて、失っちゃったのかなあ。

 

『劇場』の主人公がこんなことを言ってました。(心の中の言葉)

 「俺もアホちゃうで、頭の中で言葉はぐるぐる渦巻いてんねん。捕まえられへんだけ」

まさに自分がそんな感じ。

気持ちの表現はむずかしい。

読書感想に限らず、自分の気持ちを表現するのが苦手なんですよね、、、

 

「楽しかった?」って聞かれて、楽しかった、楽しくなかったってハッキリ答えられないんです。「楽しかった」の一言だけで済ませていいのかと思ってしまう。

 

これは楽しかったけど、ここはつまらなかったとか、もっと詳しく表現したい。でもその表現が出でこない。で、「あ〜〜まぁ、楽しかったよ」みたいな半端な答えになっちゃうのです。

 

聞いてる側は、詳しい表現なんか求めてないのでしょうけど…

 

ここまで書いてみて、『劇場』の紹介には全くなってませんが、感想としては成り立ったような気がします。コラムやエッセイは、筆者の考えに対して自分の考えを述べればいいので、もう少しうまく感想が書けるんですけどね…

 

『劇場』は心理描写が多く、場面展開のワクワク感はありませんが、人間の心理を考えさせられる小説でした。この小説のように、自分の気持ちを文字で表現できるときは来るのだろうか。

小説の復帰戦にしては、難しい本を選んじゃったかなあ笑

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です