【書評】疑問を持つことで思考力を鍛える|ちきりん・梅原大吾 著「悩みどころと逃げどころ」




ちきりんさん・梅原大吾さん著『悩みどころと逃げどころ』を読了しましたので書評を書きます。

この本を手に取ったきっかけ

大学生の頃、格闘ゲームにハマっていました。ウメハラさんは格ゲー界で知らない人はいない”神”です。これまでにも本を出版されていて、すべて読みました。一方社会派ブロガーとして有名なちきりんさんの本も読みました。働き方が注目されている現代において、ちきりんさんの考え方は興味深いものでした。

そんなお二方の対談本となれば、手に取らないわけにはいきません。

目次を見ると、「『なにより結果が大事!』(ちきりん)『ん?結果よりプロセスですよ』(ウメハラ)」という見出しが。僕が大好きな二人が、意見を対立させながら対談するとは!!即買いでした。

こんな人におすすめします

  • ちきりんさん、ウメハラさんのファンの人。
  • 社会のルールに乗ってきた人。このままでいいのかと悩んでいる人。
  • 意見に流されやすい人。

理由とか意味を聞くとごまかされることってあるよね

ウメハラ 中学の時も社会の先生がことあるごとに、「とにかくおまえら勉強はしないとダメだ」と言うので、勇気を出して聞いてみたんです。「先生、すいません。なんで勉強しないといけないんですか?」って。そしたら、「そんなことは考えなくていい」とはっきり返されました。「そんなことを考えるヒマがあったら勉強しろ」と。

(中略)

「理由を知りたいとか言う奴は、結局やりたくないだけだろ」って決めつけてるんですよ。だから学校でやることは全部不満でした。

社会人になってからもこういうことってありますよね。僕も上司に指示内容の確認をしたり、仕事の意味を聞いたりしても、はっきり答えてくれなかったことがあります。当時の上司が「結局やりたくないだけだろ」と思っていたかはわかりません。しかしはっきり答えられなかったのは上司自身も仕事の意味がわかっていなかった(意味を持たせていなかった)からじゃないでしょうか。

聞いたこちらからすれば、仕事に取り組むにあたって前提条件を確認したいだけなのに。答えてくれないとないがしろにされていると感じてしまいます。僕も逆の立場にならないように気を付けよう。

我慢してやらされるのは「罰ゲーム」

ちきりん 徹底的に科目ごとの学ぶ意義や、学んだことの使い道を考えさせたら、あとは選択制にして、どの科目を集中的に勉強するか、個々人に決めさせればいい。今までのように、全員が全科目を学ばなくてもいいと思う。

ウメハラ 完全に同意ですね。必要性も理解できず興味も持てない授業を45分間とか50分、我慢して聞かされるのって完全に罰ゲームですから。

「罰ゲーム」という表現に衝撃。僕が学生のころはそんな感覚なかったなあ。だいたいの科目が可もなく不可もなくの成績だったので。仕事においても、配属された場所で指示されたことを黙々と作業していて、自分のやっていること(やらされていること)に疑問を持つことがないように思います。自分の価値を最大化するには「罰ゲーム」を受け入れてしまっているのは問題ですね。

「まっすぐ戦う」ことが大事

ウメハラ 大事なのはまっすぐに戦うこと。それで勝てればもちろん素晴らしいけど、負けてもいいんです。戦い方において自分に恥じることがなければ、負けても堂々としてればいい。

ウメハラさんは著作の中で「まっすぐ戦う」ことが大事だとよく語っています。これを「勝つためには、勝つことを意識してはいけない」と僕なりに解釈をしています。矛盾していますが勝ちを意識すると勝つために必要な要素に集中できなくなるから、だと考えています。

ウメハラさんの本を何冊も読んでいますが、この感覚は頭ではわかった気がしてます。が、体感できていないです。体感できていないということは僕は「まっすぐ戦」えていないのだと思います。難しい。

おわりに

なんと質の高い対談なんだ、というのが一番の印象です。お二人とも思考力が抜群に高い。学歴がなくても思考力の高い低いは関係ない。物事に疑問を持つことが思考力を鍛えることにつながると感じました。

中途半端な学歴で、テストの点や成績を効率よくとることに長けている僕としては非常に参考になりました(´・ω・`)

対談本ですので非常に読みやすく楽しめる本になっています。ぜひ読んでみてください。

お読みいただき、ありがとうございましたヾ(´¬`)ノ