ポケットモンスターウルトラサンの言語設定を英語にして遊んでいます。最初はどうなることかと思いましたが、無事ストーリーをクリアし、ポケモンを厳選、育成するところまで終えることができました。
なぜわざわざ英語で遊んでいるのかというと、先日新婚旅行でオーストラリアに行って英語に触れたくなったからです。
僕は影響を受けやすい性格でして、帰国してからしばらく英語を勉強したい欲に駆られていました。どうせ勉強するなら楽しくやりたいと思い、ちょうど発売日を迎えたポケモンを使って勉強しようと思ったわけです。
そこで今回は、英語設定でストーリークリアした僕が、英語でポケモンを遊んだ(勉強した)ことで得られたことを紹介します。
結論を先に言うと、「英語に慣れる」という意味では英語の勉強になりますが、まあ本格的な勉強にはならないかな、というところです。(そりゃそうだ)
ちなみに僕は留学や語学学校に通った経験はありません。大学受験のときに必死こいて勉強したのが最後です。
英語設定でプレイして学べたこと
ざっくり言うと、学べたことはこんな感じ。
- 英語という言語に対する耐性がついた
- 英語に対して謎の自信がついた
- なぜかリスニングができるようになった
「英語」という言語に対する耐性がついた
当然ですが英語設定にすると、日本語は一切出てきません。ストーリー上の会話、ポケモンの名前、道具の名前、技の効果まですべて英語です。
始めたばかりのころはストレスがマッハでした。
日本語はビジュアルとして「見て」理解できますが英語はしっかり「読まないと」理解できず、わからない単語も頻繁に出てきます。
単語や固有名詞を調べながら進めないといけないのはなかなか苦痛でした。
ですがストーリーの中盤くらいになってくると英語になれてきて、良い意味でわからない単語に出くわしても何とも思わなくなりました。
日本語でも意味がわからない熟語に遭遇するじゃないですか。でもその熟語の意味をわざわざ調べることってあまりないですよね。それと同じ感覚です。
ストーリーをクリアした今では、日常においても英語を読むという行為に対してストレスが少なくなったように感じますね。
単語の意味が分からなくてもいいという謎の自信がついた
耐性の話と若干被っていますが、英語をノリで読むことができるようになってきました。
単語が分からなくても、その状況や前後の文脈で意味を想像できるようになりました。読み違えていることも多いかと思いますが。。。
なぜかリスニングもできるようになった
ポケモンにはボイスがないためリスニングはできないのですが、なぜかリスニングが以前よりできるようになりました。
映画のセリフや、洋学の歌詞などで聞き取れなかった単語が耳に入ってくるようになったんですよね。英語に慣れることがリスニング力にも一役買っているのかも。
学べなかったこと
続いて、特に学べなかったと感じたのはこちら。
- スピーキング
- 会話表現
スピーキング
キャラクターのセリフに合わせて音読したりしましたが、正しい発音がわからないのでスピーキングの練習にはならなかったと思います。
日常会話で使わないような表現が多い
日本語版のポケモンもそうですけど、ポケモンの世界観自体が非日常なので、日常会話では出てこないような単語や表現がよく出てくるように感じました。
ポケモンの世界と同じ表現を使ったら、中二病と思われるかもしれません(笑)
主人公が話さないため会話の掛け合いがない
ポケモンの主人公は一切しゃべらないため、会話のシーンが少ないです。
その他のキャラクター同士の会話はあるものの、会話シーンが少ないため英語による会話の掛け合いは学ぶ機会が少なかったように感じました。
苦労したこと
次に英語で苦労したことはこちら。
- 固有名詞が覚えられない
- 自動スクロールについていけない
- 道具や技の効果が覚えられない
固有名詞、特にポケモンの名前は発音できないから覚えられない
ポケモン、登場キャラクター、技、特性、性格、道具など、固有名詞が日本語とは違います。(一部のポケモンや技は日本語と同じものもあります。)

日本語ROMに一度交換してから戻すと名前が日本語になるみたいです
特にポケモンの名前はどう発音していいかわからないため、すごく覚えづらいです。というか全く覚えられていません。
次に相手が出してくるポケモンが事前にわかる「入れ替えモード」に設定していても、英語だと何のポケモンかわからないため意味がありません(笑)
戦闘中の自動スクロールについていけない
戦闘中のメッセージは自動で進んでいくため、ついていくのが大変です。
「効果は抜群だ!」といった頻繁に出てくるメッセージは次第に慣れてきますが、あまり登場しないメッセージ、たとえば「ひるんで動けなかった」といったメッセージは何が起きたのか理解できないことがあります。
メッセージスピードの設定を遅くすると少し余裕をもって読むことができるので、ついていけない人にはおすすめです。
道具や技の効果が正確に理解できない
ストーリーのセリフはなんとなく文脈で理解しておけばよいですが、技の効果などは対戦する上でしっかり理解する必要があります。
めんどくさいですが、日本語の技説明を読んで理解するようにしました。
英語版で遊ぶためにやっておいて良かったこと
最後に、英語版で遊ぼうと考えている人向けに、やっておいて良かったことをお伝えします。参考にどうぞ。
前作サンムーンを日本語でクリアしていた
ウルトラサンムーンは、前作サンムーンとほぼストーリーが同じなので、英語が理解できなくても雰囲気でとらえることができました。
少しでもあらすじを日本語で入れておくと、途中で挫折しなくて済むかもです。
実況動画を使って日本語版と比べる
ウルトラサンの独自ストーリーが始まった中盤以降からこの方法を取り入れました。
英語のセリフを自分なりに理解した上で、実況動画の日本語のセリフを使って答え合わせをするという方法です。
この方法はかなりおすすめです。自分の解釈が合っていたか確認できますし、日本語と比べることで英語特有の表現に気付くことができて面白さもあります。
固有名詞を調べられるようにしておいた
上でも書いた通り、固有名詞には非常に苦労します。ですので調べられるようにしておくとよいです。僕の場合は以下のサイトを使いました。
ポケモンが好きで「英語慣れ」したい人にお勧め
本格的に勉強することはできませんが、「英語慣れ」を目的にするのであれば非常におすすめです。ポケモンが好きな人であれば、特に良いと思います。
英語だとユニークな技名があったりして、歴代ポケモンを遊んできた身からすると新たな発見があり新鮮で面白さもありました。
とはいえ、対戦をガチでやるのであれば英語設定は厳しかったです……。
以上、ポケモンを英語でクリアして学んだこと、苦労したことについての日記でした。