『This War of Mine』のレビュー・感想・紹介。あまりのリアリティに、操作のひとつひとつに緊張感が走る……!【買い切りゲームアプリ】



課金システムのある基本無料アプリに比べて、独特なゲームシステムや世界観が特徴的な「買い切りゲームアプリ」。本記事は実際にプレイした買い切りアプリを紹介するコーナー(超不定期更新)の第一回です。

今回は紹介するのは、戦時下を生き抜く民間人を描いたサバイバルアドベンチャーゲーム『This War of Mine』のiOS版です。海外でも好評で、根強い人気があります。

今回はiOS版をプレイしましたが、スマホ以外のさまざまなプラットフォームで遊ぶことができます。

This War of Mine

This War of Mine

11 bit studios s.a.¥1,800posted withアプリーチ

 

終戦まで生き残れ!民間人のサバイバルゲーム

鉛筆画風のグラフィックが印象的な本作。

プレイヤーの目的は、戦争により廃墟となった家屋を拠点とした民間人を操作し、終戦まで生き残れるよう導くこと。

昼パート→夜パートと進むと1日が経過し、終戦まで生き抜けばクリアとなります。(終戦までの日数は、選んだキャラクターによって異なる)

昼パートは拠点で設備を拡充!

戦時中なので、明るい時間に外出するのは危険。そこで昼は拠点にとどまり、設備の拡充やキャラクターの体調管理を行うパートになっている。

基本となるのは、所持している物資を使ってサバイバルアイテムや設備をクラフトしていくこと。

ゲームスタート時は休む寝床すらない。ベッドをつくったり、料理するためのコンロをつくったり、敵襲に備えてバリケードをつくったりと、生き残るために少しずつ設備を整えていく。

キャラクターたちの体調にも気を配る必要があり、疲労がたまっていれば休ませ、病気になっていれば薬を飲ませ、空腹なら食糧を食べさせる。

設備を作るための物資は限られている。どの設備からつくっていくかが、生き残るための大きなポイントだ。

夜パートは物資を求めて探索!

暗くなった夜には、探索に出かけることができる。クラフトに必要な材料や、食材を探しに行くのだ。自分たちの拠点には物資がほとんどないので、この探索がめちゃくちゃ重要。

廃墟となり誰もいないエリアでは、安全に物資を探すことができるが、人が住んでいる住居や、無法地帯は危険が伴う。

戦時中なので、犯罪者じゃなくても住人たちはみな警戒している。ちょっと不法侵入しようもんなら、問答無用で撃ち殺されます。

ブルノ……(泣)

不法侵入が許されている(?)、ドラクエをプレイしている気分ではこのゲームはクリアできません!

戦時中の緊張感が伝わる最上のリアリティ

本作はリアリティを追求したゲームデザインになっています。

気軽に話しかけることができない、他の拠点の人間との殺伐とした関係。物資が思うように集まらない。他人への攻撃や窃盗など、モラルに反した行動するとうつ病になってしまう。

こういったリアリティ溢れる要素は、実際に戦争を体験した人々にインタビューしてデザインされたらしく、それゆえ非常に完成度が高い!

しかしながら、リアリティを優先したがゆえに、ゲームとしての爽快感はありません。

キャラクターにクラフトさせたいとき、作業場に移動させる必要があるのだが、この移動がめちゃくちゃ遅い。体調が悪いともっと遅い。

夜間の探索時は周囲を警戒する必要があるので、これまた遅い。

戦時中を題材にしたゲームでは、強力な武器を手に入れてヘッドショットをかまして気分爽快みたいなデザインのものが多いけど、本作『This War of Mine』にはそういった爽快感はなく、リアリティを追求した作品になっています。


戦争のリアルが伝わってくるというか、食糧ひとつ食べるにしても(今食べていいのかという葛藤)、探索時に壊れたドアをバールでこじ開ける動作ひとつにしても、強い緊張感を伴うゲームでした。

難易度は結構高めで、何度もプレイしてどの設備を優先してつくればいいのか、どこから探索すればいいのか、経験を次に活かすプレイングが必要です。

緊張感のある一風変わったサバイバルゲームに仕上がってますので、興味のある方はぜひ遊んでみてください!

以上、『This War of Mine』のレビュー・感想・紹介。あまりのリアリティに、操作のひとつひとつに緊張感が走る……!、という買い切りゲームアプリの紹介コーナーでした。

This War of Mine

This War of Mine

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